企画展 堺市有形文化財指定記念 芝辻理右衛門家文書《しばつじりえもんけもんじょ》と堺《さかい》の鉄炮鍛冶《てっぽうかじ》

〔説明〕
これは、A4縦 両面カラーのチラシです。
〔説明終わり〕

発行 堺市博物館 2024年

テキスト化凡例
1 オモテ面とウラ面があります。
2 テキスト化の際に加えた説明は〔〕(亀甲かっこ)で囲んでいます。
3 ルビは《》(二重山かっこ)で囲んでいます。
4 写真・図は【】(墨付きかっこ)で囲んでいます。
5 ©コピーライトは(C)と記載して《コピーライト》とルビを付けています。
テキスト化凡例終わり

〔オモテ面〕

企画展 堺市有形文化財指定記念 芝辻理右衛門家文書《しばつじりえもんけもんじょ》と堺《さかい》の鉄炮鍛冶《てっぽうかじ》

令和6年3月16日(土)~6月9日(日) 

堺鉄炮鍛冶《さかいてっぽうかじ》のリーダー芝辻理右衛門家《しばつじりえもんけ》の江戸時代

【写真6枚】
〔1~4は文書の写真、5・6はタイトルの背景にある写真です。〕 
1 成瀬正成《なるせまさなり》・米津親勝《よねきつちかかつ 》書状 年未詳《ねんみしょう》6月6日
〔横長の長方形の紙、上下中央のところに折り目がついており、上半分に縦書きで墨の文字が書かれています。〕
2 稲富重次《いなとみしげつぐ》書状 (寛永《かんえい》3(1626)年カ)10月6日
〔横長の長方形の紙、上下中央のところに折り目がついており、その折り目を下にして全面に縦書きで墨の文字が書かれています。〕
3 千代田城《ちよだじょう》の図 安政年間《あんせいねんかん》(1854~1860年)頃
〔横長の長方形の紙、城の地図を絵と赤い文字と黒い文字で表現しています。〕
4 御番所江差出候願書之覚《ごばんしょへさしだしそうろうねがいがきのおぼえ》(部分) 文政《ぶんせい》3(1820)年10月
〔開かれた状態の本で、縦書きで墨の文字が書かれています。〕
5 葵紋象眼火縄銃《あおいもんぞうがんひなわじゅう》 享保《きょうほう》18(1733)年
〔銃口を上に向け右側から撮影した火縄銃です。〕
6 5の銃身上部《じゅうしんじょうぶ》に施《ほどこ》された葵紋《あおいもん》
〔濃い茶色の銃身に金色で葵の模様が入っています。〕
【写真終わり】

堺市博物館 SAKAI CITY MUSEUM

〔ウラ面〕

企画展 堺市有形文化財指定記念 芝辻理右衛門家文書《しばつじりえもんけもんじょ》と堺《さかい》の鉄炮鍛冶《てっぽうかじ》
 
 芝辻理右衛門家《しばつじりえもんけ》は、江戸初期よりその活動が確認でき、堺《さかい》の鉄炮鍛冶《てっぽうかじ》の代表者であった「五鍛冶」《ごかじ》の一つを構成した家です。同家《どうけ》に伝わった芝辻理右衛門家文書《しばつじりえもんけもんじょ》(当館蔵)は107点からなり、令和5年12月あらたに堺市有形文化財に指定されました。本展ではこれを記念し、残された文書をもとに江戸時代の鉄炮鍛冶仲間の年寄《としより》としての役目や、尾張藩《おわりはん》や同藩付家老《どうはんつけがろう》成瀬氏《なるせし》との関係など、同家《どうけ》が担ってきた役割の全体像をご紹介します。とりわけ、近世初期の鉄炮生産については、徳川家康《とくがわいえやす》・秀忠《ひでただ》・家光《いえみつ》の三人の将軍を始めとする幕府《ばくふ》の御用《ごよう》をつとめ、砲術師《ほうじゅつし》の稲富家《いなとみけ》からも技術的な指示を受けていたことが、この時期の古文書《こもんじょ》から具体的に知ることができます。本展を通じ、堺《さかい》の鉄炮鍛冶《てっぽうかじ》のなかで芝辻理右衛門家《しばつじりえもんけ》が果たしてきた役割にあらためて関心を寄せていただければ幸いです。

みどころ1
徳川将軍の鉄炮《てっぽう》を多数受注!
 江戸初期の堺鉄炮鍛冶《さかいてっぽうかじ》の活躍が分かる!!

みどころ2
江戸時代の堺鉄炮鍛冶《さかいてっぽうかじ》の代表者
 芝辻理右衛門家《しばつじりえもんけ》が果たした役割をくわしく紹介!!

学芸講座
演題:芝辻理右衛門家文書《しばつじりえもんけもんじょ》をよみとく
講師:当館学芸員
日時:令和6(2024)年4月7日(日)  午後2時から1時間程度、その後展示品解説。
場所:博物館ホール
 当日12時からホール前にて整理券配布、先着60名、直接会場へ、展示品解説参加の場合は要観覧料。

学芸員による展示品解説
日時:令和6(2024)年4月20日(土)、4月28日(日)、 5月18日(土)、6月2日(日)
 いずれも午後2時から30分程度、定員20名。
場所:企画展会場
 事前申込不要、直接企画展会場へ、要観覧料。

【写真4枚】
〔通し番号7~10〕
7 日本鉄炮御由緒大筒絵図《にほんてっぽうごゆいしょおおづつえず》(部分) 慶長《 けいちょう》16(1611)年3月
〔縦長の紙に、大砲の輪郭が描かれています。中央には縦書きで墨の文字が書かれています。〕
8 7の図の部分
〔7の図の文字部分を拡大しています。〕
9 徳川家康画像《とくがわいえやすがぞう》(部分)江戸時代
〔烏帽子(えぼし)を被《かぶ》り、黒い束帯を着て右手に笏(しゃく)を持ち左手は太刀に添えています。〕 
10 芝辻理右衛門由緒書上《しばつじりえもんゆいしょかきあげ》 天和《てんな》4(1684)年2月
〔横長の紙に、縦書きで墨の文字が書かれています。〕
※1~10の写真は全て堺市博物館蔵。5・6・9以外は芝辻理右衛門家文書。《しばつじりえもんけもんじょ》
【写真終わり】

本展とあわせて是非ご覧ください!
令和6年3月3日(日)午後1時 鉄炮鍛冶屋敷《てっぽうかじやしき》がオープン!! 
全国で唯一残る江戸時代の鉄炮鍛冶《てっぽうかじ》の作業場《さぎょうば》兼住居《じゅうきょ》、鉄炮鍛冶屋敷《てっぽうかじやしき》(堺区北旅籠町西 《さかいくきたはたごちょうにし》1丁)がオープン。井上関右衛門家《いのうえせきえもんけ》の鉄炮《てっぽう》づくりとそのビジネスについて、実物資料等で詳しく知ることができます。

詳しくは堺市立町家歴史館HP《さかいしりつまちやれきしかんホームページ》をご覧ください→ 〔二次元コードがあります。〕

【写真】
〔道路に面して白い壁の屋敷が立ち並んでいます。〕
【写真終わり】

堺市博物館 
〒590-0802 大阪府堺市堺区百舌鳥夕雲町2丁 大仙公園内
TEL.072(245)6201 FAX.072(245)6263 https://www.city.sakai.lg.jp/kanko/hakubutsukan/ 〔読み〕《エイチティーティーピーエス コロン スラッシュスラッシュ ダブリューダブリューダブリュー ドット シティ シーアイティワイ ドット サカイ エスエーケーエーアイ ドット エルジー ドット ジェイピー スラッシュ カンコー ケイエーエヌケーオー スラッシュ ハクブツカン エイチエーケーユービーユーティーエスユーケーエーエヌ スラッシュ》

開館時間 午前9時30分~午後5時15分(入館は午後4時30分まで)
休館日 月曜日(4月29日・5月6日は開館)
観覧料 一般200円(160円)/高校・大学生100円(70円)/小・中学生50円(30円)
※( )内は20名以上の団体料金
※堺市在住の65歳以上の方、障害のある方は無料(要証明書)
※堺市内在住・在学の小・中学生は無料

【イラスト】
堺市博物館公式キャラクター サカイタケルくん(C)《コピーライト》 YABUUCHI Satoshi
〔説明〕
甲冑《かっちゅう》を身に着け、右手に弓、左手に剣を持ち、矢を背負って立っているサカイタケル君が描かれています。
〔説明終わり〕
【イラスト終わり】

【地図】
〔説明〕
大仙公園内にある、堺市博物館への交通案内地図です。
JRと南海高野線が交差している三国ヶ丘駅から、JRで和歌山方面の次の駅が「JR百舌鳥」駅です。
百舌鳥駅の西側から「御陵通」を西へ行くと、南側に「大仙公園」があり、北側は「仁徳天皇陵古墳」です。
仁徳天皇陵古墳側に有料駐車場とビジターセンターが並んでいます。仁徳天皇陵前に、バス停「堺市博物館前」があり大仙公園入口です。
御陵通を西に進むと「大阪和泉泉南線」、「国道26号線」と交差しています。
〔説明終わり〕
【地図終わり】

[交通案内]
電車 JR阪和線「百舌鳥」駅下車約500m
バス 南海高野線「堺東」駅から南海バス(140系統で約10分)、バス停「堺市博物館前」下車約280m
駐車場 大仙公園第3駐車場(仁徳天皇陵古墳東南・有料)

以上で、「企画展 堺市有形文化財指定記念 芝辻理右衛門家文書と堺の鉄炮鍛冶」のテキスト化を終わります。
製作 堺市健康福祉プラザ 視覚・聴覚障害者センター
製作協力 テキスト化堺
製作完了 2024年2月