「市民交流センターだより 第39号」 令和7年3月発行

〔説明〕
これはA3 横 モノクロ 両面 二つ折りのリーフレットです。
〔説明終わり〕

発行:堺市立健康福祉プラザ 市民交流センター 
〒590-0808 堺市堺区旭ヶ丘中町4丁3番1号
tel.072-275-5017 fax.072-243-0330

2025年製作

テキスト化凡例
1 4ページに分かれています。2ページと3ページは見開きになっています。
2 テキスト化の際に加えた説明は〔 〕(亀甲かっこ)で囲んでいます。
3 写真の説明は【 】(墨付きかっこ)で囲んでいます。
4 ルビは、《 》(二重山かっこ)で囲んでいます。
5 目次をつくりました。タイトルの前に◎をつけています。
6 ©(マルシー)は(C)と記載してルビを付けています。
テキスト化凡例終わり

目次
◎令和6年度を振り返って 1ページ
◎市民交流センター 2ページ
◎授産活動支援センター 3ページ
◎研修室・クラフトルーム・クッキングルームの使用について 4ページ
◎プラザの事業をサポートしていただけるボランティアを募集しています 4ページ
◎利用者の声 4ページ
◎堺市立健康福祉プラザ 4ページ
目次終わり

1ページ

市民交流センター・授産活動支援センターが開催する教室・講座・イベントの情報をお届けします。

◎令和6年度を振り返って

 令和6年度は、春のプラザ祭り等のイベントや各種教室・講座・研修会などに多くの方にご参加いただき、昨年度より活発になっていると実感した一年でした。
 各種教室では、毎回抽選で参加者を決めさせていただくほどたくさんのご応募をいただきました。(抽選に外れた方、大変申し訳ございません。これに懲りず、これからも参加応募お待ちしております。)
 春のプラザ祭りや12月の「障害者週間」フェステイバルでは、たくさんの方にお越しいただき、各種催しにご参加いただくなど、楽しみながら交流が生まれ、障害理解も深めていただけたのではないかと思っています。
 夏には、体育室でわくわくサマースクールを開催。車いすバスケットやブラインドサッカーを体験していただき、障害があってもスポーツを楽しめること、また、障害のある方がどのようにスポーツをされているのかということを実感していただける良い機会となり、参加者からは「もっと体験したい」という感想をいただきました。
 10月に開催したsakai ARTcation 2024《さかいアートケーション2024》では、ついにご応募が300点を超え過去最高となり、来場者数も過去最高となるなど、障害のある方々が文化芸術に取り組まれていること、その作品を大勢の方に観ていただけたことが大変うれしかったです。
『今年度も心のこもった作品ばかり、感動と感謝です』
 また、昨年度と同様に各区役所にご協力をいただき堺市長賞受賞作品等を区役所で展示させていただきました。このような機会を継続させていただき感謝申し上げます。ご覧いただいた方から「良かったよ、観ていた人はみんな良かったという感想を言ってたよ」「こどもが作品が好きで楽しみに来ていたんですが、今日で終わりですか」などなど、各区役所に搬出に行った際、色々な嬉しいお言葉をいただきました。公共の場で展示させていただく機会をいただき、改めて感謝の気持ちでいっぱいです。
 2月、堺じゅさんフェスタを開催。これまでの開催方法を変更し、初めて健康福祉プラザで開催しました。各事業所の授産製品や日常の活動などの紹介・啓発を行うことで認知度向上を図ることに加え、各区の事業所ネットワークが一堂に会することで情報交換・交流・繋がりを深めることにより、授産活動がさらに活発になること等を目的として実施。体育室では午前と午後の2回「まるたせんせ」による参加型ステージショーを開演。笑いあり、歓声ありと会場が一体となり楽しませていただきました。また、初芝立命館高等学校ダンス部の皆さんにダンスをご披露いただきました。ダンスが始まると会場全体が演舞に引き込まれ、演舞が終わると大歓声が上がり、アンコールの声がかかるなど、観ている方を感動へといざなってくれました。
 令和6年度では少し変化をつけながら様々実施してきましたが、変わらないのがボランティアの皆さんのご協力です。本当にありがとうございます。令和7年度の事業実施においても変わらずご協力をいただきますよう、よろしくお願いいたします。

【写真2枚】
〔説明〕
1.sakai ARTcation 2024 堺市長賞 受賞作品
〔濃淡のある雲の道を、煙を出しながら走る機関車の絵が掲示されています。〕
2.初芝立命館高等学校ダンス部
〔揃いの衣装と帽子で10人以上が舞う姿と、それを観る観客の姿です。〕
〔説明終わり〕
【写真終わり】

2ページ

◎市民交流センター

市民交流センターでは、より多くの市民の皆様に気軽にご参加いただけるように、陶芸、絵画、料理、写真、園芸などの教室を実施しています。

〔催しが2つあります〕

1 「障害者週間」フェスティバル

 12月7日(土)に障害者週間(12月3日~9日)の啓発行事として、障害者福祉についての関心を深めるとともに障害のある方とない方が交流し、理解し合い、共生する社会をめざすきっかけ作りになることを目的としたイベントを開催しました。
 今年のメインイベントは、「表現は無限∞大!ダンスを楽しもう!」と題して、ダウン症等の障害のある方にダンス等の芸術に親しんでもらうエンターテインメントスクール「ONE TRIBE《ワントライブ》」様による、ダンスイベントを開催しました。ダウン症のメンバーによるダンスパフォーマンスやダンスバトルは、障害の枠にとらわれず、一人一人の個性を表現しながら、楽しそうに生き生きして踊る姿が、とても魅力的で、ダンスを通して「自分と他者は違っていて当たり前。みんな違って、みんないいんだ!」という想いを感じ、元気をもらいました。後半のダンス体験では、来館者と一緒に音楽に合わせて、一体になって踊って、盛り上がり、楽しい空間を作りました。
 また、「『大道芸人きぼう』のコメディパフォーマンス」では、聴覚障害者である大道芸人による、ノンバーバル(無言語)パフォーマンスを披露していただきました。幼少期から「聞こえないからできない。」と否定されることもあったという大道芸を「耳が聞こえなくても、身体や顔の表現で人を笑わせることができる」という想いで、自ら独学で習得した大道芸の技術もさることながら、来館者を巻き込んでの演技力のある大道芸に驚きと笑顔が広がりました。
 また、ベルデさかいの利用者と来館者との交流を目的とした、「ベルデの利用者と音楽で一緒に楽しもう!」では、簡単な楽器を使って、ベルデの利用者と一緒にリズムをとって体を動かしたり、珍しい楽器を楽しそうに叩いているこどもたちの姿が印象的でした。
 また、「点字体験」・「手話での絵本の読み聞かせ」・「認知エクササイズ」・「おもちゃ作りと絵本の読み聞かせ」等の体験コーナーを実施し、こどもから高齢者まで幅広い年齢層の方に体験していただきました。郵便局による「年賀状作りのコーナー」は、地域連携及び社会貢献の一環で毎年ご協力いただいております。
 物販では、大仙校区自治会や障害者が作るさまざまな商品を扱うお店「PASSER」、事業所のキッチンカー、難病患者支援団体による減農薬野菜販売、日用品バザーも盛況でした。
 このように地域やさまざまな関係機関・団体のご協力のもと、イベントが実施でき、延べ1,600名の方々にご参加いただき、ご来館いただいた方々からは、「このような気づきや学びを得られるイベントにより、障害理解が進み、皆が生き生きと暮らせる社会であってほしい。」と感想をいただきました。今後も交流イベント等を通じた障害理解の啓発、障害のある方の社会参加の促進を図って参ります。

【写真2枚】
〔説明〕
1.ダンスを披露する8人の姿と観客の姿です。
2.ピエロのメイク姿で、ボールのジャグリングを披露しています。
〔説明終わり〕
【写真終わり】

2 第11回プラザアートフェスティバル

10月24日(木)~27日(日)に健康福祉プラザにおいて、「第11回プラザアートフェスティバル」を開催しました。
 障害のある方々が制作した芸術作品の公募展「sakai ARTcation 2024」では、過去最高の応募作品302点を1階体育室に展示し、2,111名の方々に、鑑賞していただきました。
 ご来館いただいた皆様からは、障害のある方々が制作したアート作品を鑑賞し「今年も楽しみにして来ました」「いろいろな作品が見れて楽しい」「賑やかな雰囲気がすきです」「観ていて元気になります」などのコメントをいただきました。また、作品を制作された障害のある方々には、自分の作品が展示されていることを喜んでいただけたと思います。
 造形作家の園川絢也氏をはじめ、ドットアートコスモ右脳の散歩道ギャラリー(C)《マルシー》の方々にご協力いただき、作品展示や空間レイアウトの華やいだ雰囲気を提供していただきました。
 本公募展の開催にあたり多大なご協力をいただきました審査員の先生方、プラザボランティアでお手伝いただいた方々、その他多くの関係者の皆様にお礼申しあげます。

【写真】
〔説明〕
壁や床に様々な作品が展示されており、堺市長賞を受賞した作品を観る人達がいます。
〔説明終わり〕
【写真終わり】

3ページ

◎授産活動支援センター

障害のある方が福祉施設で取り組む、ものづくりや作業のことを「授産《じゅさん》活動」といいます。

「堺じゅさんフェスタ」で笑顔いっぱい交流の輪!

 2025年2月1日(土)、堺市立健康福祉プラザで「堺じゅさんフェスタ」を開催。障害のある方々の障害福祉サービス事業所での日々の活動の紹介や授産製品の展示・販売を通して障害理解の促進、障害のある方とない方との交流や相互理解の推進、授産製品の認知度向上等を目的として開催しています。健康福祉プラザでの初めての開催となった今回は、「じゅさんフェスタ」にちなんで「じゆうにさんか!ふれあい・えがお・すてきなたいけん!」をコンセプトに、様々な企画を実施し、会場にいる全員が笑顔の一日となることをめざしました。
 「堺じゅさんフェスタ」のメイン企画は、障害福祉サービス事業所ネットワークによる授産製品の展示販売ブースです。来場者や関係者の皆様が、焼き菓子や雑貨などの授産製品を手に取り、会話と買い物を楽しんでいました。事業所のキッチンカーや屋台では、温かい食べ物で多くの方々が笑顔になりました。また、木の端材やガラス玉を使ったアップサイクルのワークショップでは、こどもから大人まで体験を楽しみ、個性ある素敵な作品が完成していました。全7区のネットワークが一堂に会するのは初めての機会となり、各事業所間で製品の紹介や情報交換が行われ、交流が生まれました。さらに、プラザのイベントに初めて堺市立百舌鳥支援学校の生徒さんに有志で参加していただき、各ブースのお手伝いなど体験活動をしていただきました。
 午前、午後と行われたステージでは「まるたせんせ」による参加型のマジックやクイズ、歌のパフォーマンスが行われ、会場は大いに盛り上がり、午後には初芝立命館高等学校ダンス部のパフォーマンスも披露され、アンコールの大合唱が起こりました。
 「堺じゅさんフェスタ」は、授産活動に関する広報・啓発はもとより、イベントを通じて事業所同士や利用者同士、障害のある方もない方も交流し、相互理解が深まり連携が生まれる場となりました。今後も多くの方が参加し、笑顔の輪が広がるイベントにしていきますので、ご協力お願いします。

【写真3枚】
〔説明〕
1.会場内の様子です。ブースとそれを巡る大勢の人びとがいます。
2.会場の外で、キッチンカーで買物をする様子です。
3.ギターを手にした「まるたせんせ」のパフォーマンスを愉しむ様子です。
〔説明終わり〕
【写真終わり】

4ページ

◎研修室・クラフトルーム・クッキングルームの使用について

市民交流センターでは、研修室などの貸出を行っています。障害の有無にかかわらず、どなたでもご利用いただけます。

研修室
 大研修室・研修室A~Dの5つの研修室があります。全室に無線LANを完備し、付属設備としてプロジェクターとスクリーンが利用できます。また、大研修室と研修室Cには音響設備があり、マイクも利用できます。(付属設備は有料)
[利用例]研修、オンライン会議、ゲーム大会、映画上映

クッキングルーム
 調理器具を備えた調理室です。お子さんや車いすの方にも便利な昇降機能付き調理台(シンク、IH調理器具2機付属)が4台あり、炊飯器やオーブンレンジ、鍋やフライパン等の調理器具を備えています。

クラフトルーム
 絵画、陶芸、木工など、幅広い創作活動にご利用いただける工作室です。木製作業台が5台あり、流し台を備えています。陶芸活動でお部屋をご利用の場合、作品を焼成できる陶芸用電気釜を利用できます。(陶芸用電気釜:減免登録団体対象、事前要相談)

料金及び利用方法については健康福祉プラザのホームページをご覧ください。
http://www.sakai-kfp.info/html/use.html〔読み〕《エイチティーティーピー コロン スラッシュスラッシュ ダブリュダブリュダブリュ ドット サカイ エスエーケーエーアイ ハイフン ケーエフピー ドット インフォ アイエヌエフオー スラッシュ エイチティーエムエル スラッシュ ユーズ ユーエスイー ドット エイチティーエムエル》
*障害者団体には利用料の減免制度あり(事前の登録が必要)
*営利を目的とする活動及び公序良俗に反する活動での施設のご利用はできません。
*堺市施設予約システムから仮予約できます。(事前の登録が必要)

〔研修室等案内の二次元コードと、利用方法案内の二次元コードがあります。〕

【写真3枚】
〔説明〕
1 研修室です。3人掛けの机が何列も並び、前方にはホワイトボードやマイクを置いた演台があります。
2 クッキングルームです。大きな調理台4台と、それぞれの上には換気扇が付いています。
3 クラフトルームです。木製の大きな作業台と椅子、壁際にはホワイトボードと多数のイーゼルがあります。
〔説明終わり〕
【写真終わり】

◎プラザの事業をサポートしていただけるボランティアを募集しています

 健康福祉プラザでは、スポーツセンターの教室や市民交流センターのイベント、生活リハビリテーションセンターの訓練などをサポートしていただけるボランティアを募集中です。ぜひご協力ください。
 お問い合わせは市民交流センターまでお願いします。
*ボランティアに登録するには説明会への参加が必要です。*次回説明会は5月16日(金)午後1時半~3時半です。

◎利用者の声

 健康福祉プラザの施設運営等に対する様々なご意見をいただきありがとうございます。
 令和6年9月~12月までに「スポーツセンターの休館日カレンダーやプラザニュースをネットで見れるようにしてください。」「体重計を設置してほしい」等、7件のご意見をいただき改善に努めてまいりました。
 今後とも利用者サービスの向上に努めてまいりますので、お気づきの点や気になること等ございましたらご意見をお寄せください。

◎堺市立健康福祉プラザ

堺区旭ヶ丘中町4丁3番1号

【地図】
〔説明〕
堺市立健康福祉プラザの位置を表した地図です。
JR阪和線の百舌鳥駅から大仙公園に向かって西へ約1.4km、上野芝駅から履中天皇陵古墳に向かって北西へ約1.1kmの位置にあります。
大仙公園の南西側と履中天皇陵古墳の北側の間に位置します。
南海バス泉ヶ丘行きの「旭ヶ丘健康福祉プラザ前」バス停の前です。
〔説明終わり〕
【地図終わり】

以上で、「市民交流センターだより 第39号」を終わります。
製作 堺市健康福祉プラザ 視覚・聴覚障害者センター
製作協力 テキスト化堺
制作完了 2025年4月