〔説明 このリーフレットはA4縦 片面カラーです。これは堺市保健所発行のアニサキスによる食中毒を予防しましょうのリーフレットです。説明終わり〕

テキスト化凡例
1 テキスト化の際に加えた説明は〔 〕(亀甲かっこ)で囲んで、説明、説明終わりとしています。
2 写真は【 】(墨付きかっこ)で囲んで、写真、写真終わりとしています。

生鮮魚介類を扱う飲食店・販売店・調理施設・給食施設などの皆さまへ
アニサキスによる食中毒を予防しましょう
生鮮魚介類に寄生したアニサキスによる食中毒が発生しています
目視で確認!鮮度を徹底!加熱・冷凍で予防!
アニサキスの特徴
◇寄生虫(線虫類)
◇体長:約2cm~3cm 白色の太い糸状
◇アニサキス幼虫が寄生している魚介類 サバ、サンマ、カツオ、ツバス、イワシ、イカ、アジなど

【写真】
写真提供:(公財)目黒寄生虫館・小川和夫館長
魚の内臓及び筋肉に寄生したアニサキス幼虫と拡大写真
【写真 終わり】

アニサキスによる食中毒の症状
アニサキス幼虫が寄生する魚介類を食べた後、
2~8時間後に、激しい腹痛、吐き気、嘔吐が起きる。→胃アニサキス症(※)
10時間後以降に、激しい腹痛、腹膜炎症状が起きる。→腸アニサキス症
(※)多くが胃アニサキス症です。激しい腹痛があり、アニサキスによる食中毒が疑われる際は速やかに医療機関を受診してください。

【写真】
胃の内視鏡検査(写真提供:立川相互病院消化器内科・浦崎裕二先生)
胃の粘膜に潜入するアニサキス幼虫
内視鏡の先端に装着された鉗子でアニサキスの幼虫を摘出する(診断と治療を兼ねる処置)
【写真 終わり】

予防方法
◇加熱する。(アニサキス幼虫は60℃では1分で、70℃以上では瞬時に死滅)
◇冷凍する。(-20℃で24時間以上冷凍すると死滅)
◇新鮮な魚を選び、速やかに内臓を取り除く。内臓を生で食べない。
※アニサキス幼虫は鮮度が落ちると、内臓から筋肉に移動することが知られている。
◇目視で確認して、アニサキス幼虫を除去する。
※一般的な料理で使う食酢での処理・塩漬・しょうゆやわさびでは、アニサキス幼虫は死滅しない。

堺市保健所 食品衛生課
〒590-0078 堺市堺区南瓦町3番1号(堺市役所本館6階)
TEL:072-222-9925 FAX:072-222-1406
メール shokuei@city.sakai.lg.jp

以上でアニサキスによる食中毒を予防しましょうのテキスト化を終わります。製作完了2019年7月
製作 堺市立健康福祉プラザ 視覚・聴覚障害者センター
製作協力 こもれ陽