テキスト凡例
1 テキスト化の際に加えた説明は〔 〕(亀甲かっこ)で囲んでいます。
2 イラスト・写真説明は【 】(墨付きかっこ)で囲んでいます。

〔説明 このチラシは、A4縦 両面カラー カンピロバクター注意報!のチラシです。説明終わり〕

カンピロバクター注意報!

【イラスト】
ニワトリがカンピロバクター注意報!と書かれてある旗を持っています。そしてニワトリが「しっかり焼いてや!」と叫んでいます。
【イラスト終わり】

鶏のさしみ・レバさし、タタキ、とりわさなどによる、食中毒が多発しています!
原因は・・・カンピロバクター!
●近年、食中毒発生数ワースト1の細菌です。

【写真】
カンピロバクターの電子顕微鏡写真(写真提供:食品安全委員会事務局)細菌は両端に短い糸状の鞭毛をもち、らせん状の形をしています。
【写真終わり】

●鶏の腸内にいます。→処理するときに鶏肉の表面に付着します。市販の鶏肉からも検出されています。

【イラスト】
腸内に細菌を持ったニワトリ。それを処理すると、次には腸内の細菌が付着した鶏肉、その次に、加工されたさしみ・タタキが皿に盛られていますが、細菌がついています。
【イラスト終わり】

●乾燥や熱には弱く、新鮮な鶏肉ほど菌も元気です。
●少しの菌でも症状を起こします。
食中毒になったら、どうなる?
●食べてから約2~5日後に、下痢、腹痛、発熱などの症状が出ます。
●子どもや高齢者など、抵抗力の弱い方は重症化しやすいので注意が必要です。
●まれに「ギラン・バレー症候群」を発症します。→手足のマヒ・しびれが起こります。進行すると歩行や呼吸が困難となり、後遺症が残ることもあります。

【イラスト】
お腹を押さえ、とても辛そうな男性
【イラスト終わり】

裏面

今まで大丈夫だったのに・・・
【4コマ漫画】
1コマ目 お父さんがビールを飲みながら、「やっぱり鶏の刺し身はうまいなー」、その横で小さい息子が焼き鳥を食べながら「へぇー」といい、お父さんを見上げている。
2コマ目 10年後の息子が電話をしている。「歓迎会の予約お願いします。『新鮮だから生でいただくプリプリ地鶏コース』10人で!」
3コマ目 歓迎会で、その息子と男性が、鶏の刺し身やタタキを美味しそうに口に運んでいる。「鶏の刺し身 最高!」「うめー」「たたきも最高」
4コマ目 数日後 病院で先ほどの男性が、点滴治療をしてもらいながら、「お腹痛い」とうなっている。下痢が止まらない息子も男性の顔を見て「お前も?」。あの時の飲み会であたった??
【4コマ漫画 終わり】

家族が食べているものは、子どもも”食べていいもの”と思ってしまいます。今まで鶏を生で食べても大丈夫だったからといって、今後も食中毒にならない保証は全くありません。
どうやって予防する?
●生や加熱不十分な鶏肉料理は食べない!
●鶏肉は中心部まで十分に加熱する!中心部で75℃1分間以上、白く色が変わるまで。
●鶏肉は最後に調理!使った器具は洗浄・消毒!
●生肉に触れたら、よく手を洗う!

【イラスト】
・皿に盛られ、細菌の付着した鶏の刺し身を食べた男性の顔、しかし次にはとてもしんどうそうな顔に変わる。これらに×のマークがついている。
・フライパンで鶏肉がしっかり焼かれている
・まな板で野菜を切る → 次にまな板で鶏肉を切る
・沸騰した鍋の中に使用したお玉、包丁、布巾を入れている
・まな板に沸騰した湯をかけている
・石鹸を泡立ててしっかり手を洗っている
【イラスト終わり】

〔説明 このちらしの発行元の記載です。説明終わり〕

堺市のマークとロゴ
堺市保健所 食品衛生課 郵便番号590-0078 堺市堺区南瓦町3番1号(堺市役所本館6階)TEL.072-222-9925 FAX 072-222-1406
メール shokuei@city.sakai.lg.jp
裏面終わり

以上でカンピロバクター注意報のテキスト化を終わります。製作完了2019年7月
製作 堺市立健康福祉プラザ 視覚・聴覚障害者センター
製作協力 こもれ陽